Fantaisie ～幻想曲を奏でる心～

Maison de Cerisier（メゾン・ド・スリジェ）

近所の、家から歩いて行けるところにあるお馴染みのレストラン　—
“Maison de Cerisier” は、そんな形容がしっくりときます。

どこの街に行っても、ふとしたお散歩の途中とかに、
そんなお店を見つけたりすると、
懐かしい気持ちになり、思わず立ち止まってしまいます。

カジュアルな外観から、カフェ風のメニューを想像して
入ったのですが、本格的なコース料理が用意されていて
驚きました。

前菜、メイン、デザートのように一応分かれた中から、
ワインも１つと数え、４種、５種の料理を選んで、
メニューを自在に組み立てるコンセプトになっているのが、
面白いです。

カナダ産の馬肉のカルバッチオのような、珍しい一品が
あるかと思えば、お店の定番と思えるハウスメイドのパテが
あったりして、セレクションにもシェフの方の拘りが
感じられます。お値段も良心的なのが嬉しいです。

また何かの折に戻って来たいレストランの１つに加わりました。。。

リヒテンシュタイン ～華麗なる侯爵家の秘宝～

オーストリアとスイスの間に位置するリヒテンシュタイン侯国。
その名前は聞いたことがあっても、詳細はほとんど知らないという人が
ほとんでではないでしょうか。

10月3日から、新国立美術館で始まった「リヒテンシュタイン～華麗なる伯爵家の秘宝～」。
タイトルの通り、素晴らしいコレクションの数々でした！

リヒテンシュタイン侯爵家は、優れた美術品を収集することを一族の家訓とし、
3万点ほど集められたコレクションは、英国王室に次ぐ世界最大級の
個人コレクションとのこと。
日本の小豆島ほどの大きさという、とても小さな国に、
そんな秘密があったなんて、とても素敵ですね☆



サロン風に創られた”バロック”の部屋に足を踏み入れると、
その華やかさに圧倒されます！
天井画までも展示され、華麗なバロック様式のサロンをそのまま体感することが
できました。

ルーベンス、ラファエロ、レンブラント、ヴァン・ダイク・・・、
戦争という混乱を奇跡的にくぐりぬけ、保存され続けた名画の数々に、
今こうして、出会えたことに不思議な感覚を覚えました。

今回は、140点前後の展示、その他の美術品も、世界のどこかで会えることを
願いたいです。

ハロウィーン・カラー

今年もあっと言う間に
１０月。
サンフランシスコ周辺の
いたるところに
このような光景が
お目見えして、
街中がオレンジ色に
彩られます。

お店のショーウィンドウ
に、ハロウィーンの
飾り付けが施され、


八百屋さんやスーパーの
店頭に大きなパンプキンが登場する頃になると、

木々の葉も、いつの間にか、赤や黄や橙に、
少しずつ色づき始め、

空気の中に、秋めいた気分が
流れていきます。。。

ポーセリンペインティング

今日は、デンマーク、ロイヤルコペンハーゲン社で、
日本人として初めて、ペインターとして活躍なさった
石井逸郎さんを紹介します。

ポーセリンペインティングとは、白磁に専用の絵具で
絵を描き、焼き上げるものですすが、
石井先生は、ロイヤルコペンハーゲンに10年間在籍し、
”フローラ・ダニカ” シリーズの食器の絵付けに携わりました。



独立後、東京にペインティングスクールを設立し、
デンマークと東京を行き来し、食卓で実際に使える、
お料理が美味しくいただける絵柄をテーマに、
絵付けの指導だけでなく、食文化の提案もなさっています。

実際に体験なさった自然との巡り合いから生まれる石井先生の作品は、
自然を愛する気持ちがとてもよく現われています。

また、多分野との総合的コラボレーションもめざし、
他分野の作家との展示会や、プロのシェフの手によるお料理と
器のコラボレーションなど、チャレンジ精神旺盛な方です。

ちなみに、写真、手前のお皿は先生の作品とはまったく関係がなく・・・、
私が描きました＾＾； 白いお花は目立ちませんね。。

９月の日本滞在中の思い出

９月半ばに差し掛かる期間でしたが、残暑は
まだまだ厳しく感じられました。

・１５日の “Harmonie♪” コラボ・イベント：
「コジト」での創作料理＆Y's ランチタイムコンサートに
いらしてくださったみなさま、ありがとうございました。
また別のイベントでお会いできますことを
楽しみにしています♪

限られた時間の中で、印象的だった場面から
２つを挙げるとしたら…

・日本フィルハーモニー交響楽団「コバケン・ワールド」
プログラムで演奏されたのは：
チャイコフスキー「ロココの主題による変奏曲」
ショスタコーヴィチ「交響曲第５番　革命」
でした。対照的な選曲の斬新な組み合わせが楽しい。。。

大きな会場いっぱいの観客という設定ではあるのに、
私たちの一人一人に語りかけるようなコバケンの
トークで進められていくコンサートには、
お招きを受けて来場していると思わせる、そんな
アットホームな雰囲気が満ち溢れていて、
感動の余韻をひと際温かく感じました。。。

・「バレエに生きる　〜パリ・オペラ座のふたり〜」
Bunkamura ル・シネマで上映中のドキュメンタリー。
パリ・オペラ座の60年におよぶバレエ史に貢献した
ピエール・ラコット＆ギレーヌ・テスマー。
かつてのエトワールであり夫婦でもあるふたりが語る、
彼らの活躍した名場面と、現在の彼らが振り返る
バレエ観に触れて、疑似体験をさせて頂いたような
感動に包まれました。。。

"Harmonie♪" を終えて

残暑厳しい中、Y'sとFantaisieのコラボ・イベント "Harmonie♪" に
ご参加くださった方々と、映画音楽とフレンチのハーモニーを満喫しました！



サンテラスでは、アイビーが豊かに彩り、
癒しと空間を見せ・・



映画音楽の数々を歌う素敵なY'sのデュエットに
魅了され・・



「cogito」、山田シェフの個性溢れる繊細な一皿、一皿・・
すべてに心満たされる至福のひととき☆

帰り道、すず虫の鳴き声を聞きながら、
この夏最後の思い出かもと思ったり。

ご参加くださった皆さま、毎回ご参加くださる方々、
Y'sのお二人、そして、ピアニストの諸戸勝也さん、
ありがとうございました！

心より感謝申し上げます。

今年は大きなイベントは予定ありませんが、
10月に少人数の食事会、あるいはワイン会を
開催しようかと考えています。

"Harmonie♪" メニュー＆曲目

９月１５日（土）のY'sとFantaisieのコラボ・イベント "Harmonie♪" の
映画音楽の曲目とメニューが決まりました。。。


JAZZ DUO：　♪♪「八十日間世界一周」より " Around the World "／
　　　　　　　「男と女」より " A Man and a Woman "／
　　　　　　　「ティファニーで朝食を」より " Moon River " ... 他♪♪
　
メニュー：　タスマニア産サーモンのタルタル半熟卵添え　トマトのソース
　　　　　　　　　　　　　　　　　　★★
　　　　　　　　　　　　　　　かぼちゃのスープ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　★★
　　　　　　　　　　鴨肉のパイ包み焼き　赤ワインのソース
　　　　　　　　　　　　　　　　　　★★
　　　　　　　　　　　　　　　クレーム・ダンジュ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　★★
　　　　　　　　　　　　　　　　コーヒー／紅茶

＊「コジト」の詳細地図とコラボ・イベント "Harmonie♪" のご案内
については、以下の２つの関連記事をご覧ください。

"Harmonie♪" ～ レストラン「コジト」

☆Y'sとFantaisieのコラボイベント☆、「Harmonie♪」に
ご予約くださった皆さま、ありがとうございます！

開催場所、レストラン「コジト」のご案内です。

下記添付地図の通り、日比谷線六本木駅より、徒歩約10分。
六本木ヒルズ、グランドハイアットを過ぎ、テレ朝通りを渡り、
T字路近く、「コートアネックス六本木」の脇の小路を入っていきます。
（地図をクリックすると、拡大します。）




この小路、とっても狭く、見過ごしてしまいがちですので、ご注意ください。
おわかりにならないときは、ご案内した携帯へお電話くださいませ。

ちなみに、あと数名の空席がございますので、ご興味おありの方、
ぜひご連絡お待ちしております。
ご予約は、メールにてお願い致します。


今年も残暑が厳しいようですが、9月15日には、
ちょっとだけ涼しい風が吹くのではないかと期待して☆

[コジト]　住所：　〒106-0031 東京都港区西麻布3-2-15
　　　　　TEL：　03-3796-3838

季節のお食事会 〜Harmonie♪（アルモニー）〜

　　　　　　　　☆Y'sとFantaisie（ファンテジー）のコラボ・イベントのご案内☆

初秋の涼やかさが流れ始める季節、一軒家のフレンチ「コジト」にて、
ジャズ・デュオ Y's の軽やかな歌声に乗って開かれる午後のひと時...
映画音楽と創作料理が奏でる心地よいハーモニーを、
心ゆくまで味わってみませんか？！

日時：９月１５日（土） １２：１５pm〜２：４５pm

場所：「コジト」フレンチレストラン（ 地図 ）
　　　　＊2008年、2009年にミシュラン１つ星を獲得したレストラン。

JAZZ DUO：Y's（大西善雄＆田中夕美子）
　　　♪♪「八十日間世界一周」より " Around the World"／
　　　　　「男と女」より " A Man and a Woman "／
　　　　　「ティファニーで朝食を」より " Moon River " 他...　♪♪

MENU：タスマニア産サーモンのタルタル半熟卵添え　トマトのソース
　　　　　　　　　　　　　　　★★
　　　　　　　　　　　　かぼちゃのスープ
　　　　　　　　　　　　　　　★★
　　　　　　　鴨肉のパイ包み焼き　赤ワインのソース
　　　　　　　　　　　　　　　★★
　　　　　　　　　　　　クレーム・ダンジュ
　　　　　　　　　　　　　　　★★
　　　　　　　　　　　　　コーヒー／紅茶
　　　　
　　　　＊季節の素材を活かした、シェフのお任せコースになりますので、
　　　　　苦手なものがありましたら、必ず事前にお伝えください。

会費：￥7,500（コース料理と音楽演奏込み）
　　　＊食後のお茶の他、ワインまたはソフトドリンク一杯をお選び頂けます。
　　　＊シャンパンの場合は、＋￥500となります。
---------------------------------------------------------------------------

ご予約は、メールにてお願い致します。

これまでに季節のお食事会にいらしてくださった方も、また初めてという方も、
みなさまのご参加を、心よりお待ちしております。
　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 - 企画：Fantaisie -

Edward Burne-Jones: バーン=ジョーンズ展

丸の内、三菱一号館で開催されている「バーン=ジョーンズ展」を観ました。
19世紀後半のイギリス美術を代表するラファエロ前派の画家、バーン=ジョーンズ。
日本初の個展ということで、その名前は初めて聞きましたが、
どこか見覚えのある感じのする作品が多く、バーンズ=ジョーンズの独特な世界に
浸ることができました。



女性の描き方に見覚えがあったのは、彼がイタリア画家ロセッティの弟子で、
その描き方がとてもよく似ていたからでした。

本の挿絵や装丁の装飾には、ウィリアム・モリスに似たデザイン柄が
あちらこちらに使われていましたが、バーン=ジョーンズは、
実はモリスと親友で、共に芸術家を目指し、長い時間を共有してきたそうです。

モリスもまた、ロセッティとは親しい友人関係にあったとのこと、
デザイン柄で有名なモリスにも、このようなつながりがあったということで、
モリスについても改めていろいろと知る機会となりました。

バーン=ジョーンズの描く物語・神話・聖書の中のファンタジーの世界。
アーサー王、テニスンやチョーサーの詩等々・・・。
美しく、とても興味深く、ストーリーについても機会があれば、
読んでみたいと思いました。