2010年 11月 24日
〜バベットの晩餐会〜 秋のお食事会を終えて |
11月20日(土)のお食事会は、銀座のフレンチ・レストラン「御魚 大渕座」にて
行いました。ご参加くださったみなさま、美味しいお料理と楽しい語らいのひと時
をありがとうございました!
今回のお食事会のためにと、大渕康文シェフが作ってくださったのは:
小さなオードブル五種盛り合わせ
(**サプライズでの)松茸のピザ
秋田産直の舌平目の白ワイン蒸し煮、ボヌファム風
本日のデザート盛り合わせ
フランス風小菓子
コーヒー/紅茶
という特別メニュー。大渕シェフのフランス料理には、これまでの豊富な経験と
オリジナリティーの中に、キラッと光る日本の素材の斬新さが巧みに生かされ
ていました。オードブルの1つ、新鮮な生野菜に付けるバジルソースには味噌が
混ぜ合わされていましたし、焼きたてのピザは、旬の松茸の香ばしさが絶妙
でした。昨今では姿を見かけるのがとんと珍しくなった舌平目は秋田産直
とのことで、それをエシャロットとマッシュルームと白ワインとがグラタン風に
ブレンドされたメインは、ボヌファム風のクラシックな美味しさでした。
お料理に合わせ、この日まずシェアしたのは白ワイン。お店が勧めてくれた
シャルドネ、ルイ・ラトゥールのアルデッシュは辛口でしっとりとした口当たり
でした。そして、一人の参加者の方がグループのためにと選び、プレゼント
してくださったブルゴーニュの赤は、2001年のニュイ・サン・ジョルジュで、
それはそれはエレガントで格別な味わい。。。
今回のテーマに取り上げた「バベットの晩餐会」は、アイザック・ディネーセンの
原作をガブリエル・アクセルが監督したデンマーク映画で、1987年制作の
この懐かしい作品を振り返ることとなりました。
映画はこのお食事会に合わせて初めて観たという方、映画ではなく翻訳版を読ま
れたという方、随分以前に観た映画を最近観直したりと、作品への触れ方は
さまざまでしたが、作品中の晩餐会での村人たちを駆り立てたように、美味しいもの
を食べるのは、私たちを幸せな気持ちにしてくれ、お話が弾みます。
料理は、その土地の気候・風土や素材ということも関与はしてくるものの、何
よりも作る料理人とその料理を美味しいと賞賛する食べる側の両者が相まって
成り立ち、食文化が形成されていくのだと語ってくださった大渕シェフのお話に、
私たちの心も温まり、晩餐会を催したバベットとその晩餐を受けた人々のそれぞれ
の立場や境地なども、新たな気持ちで思い浮かべてみるような、素晴らしい
秋のお食事会でした。。。
来年もまた、こうした季節ごとのお茶会やお食事会を企画・開催したいと思って
おります。みなさまのご参加を心よりお待ちしています。
行いました。ご参加くださったみなさま、美味しいお料理と楽しい語らいのひと時
をありがとうございました!
今回のお食事会のためにと、大渕康文シェフが作ってくださったのは:
小さなオードブル五種盛り合わせ
(**サプライズでの)松茸のピザ
秋田産直の舌平目の白ワイン蒸し煮、ボヌファム風
本日のデザート盛り合わせ
フランス風小菓子
コーヒー/紅茶
という特別メニュー。大渕シェフのフランス料理には、これまでの豊富な経験と
オリジナリティーの中に、キラッと光る日本の素材の斬新さが巧みに生かされ
ていました。オードブルの1つ、新鮮な生野菜に付けるバジルソースには味噌が
混ぜ合わされていましたし、焼きたてのピザは、旬の松茸の香ばしさが絶妙
でした。昨今では姿を見かけるのがとんと珍しくなった舌平目は秋田産直
とのことで、それをエシャロットとマッシュルームと白ワインとがグラタン風に
ブレンドされたメインは、ボヌファム風のクラシックな美味しさでした。
お料理に合わせ、この日まずシェアしたのは白ワイン。お店が勧めてくれた
シャルドネ、ルイ・ラトゥールのアルデッシュは辛口でしっとりとした口当たり
でした。そして、一人の参加者の方がグループのためにと選び、プレゼント
してくださったブルゴーニュの赤は、2001年のニュイ・サン・ジョルジュで、
それはそれはエレガントで格別な味わい。。。
今回のテーマに取り上げた「バベットの晩餐会」は、アイザック・ディネーセンの
原作をガブリエル・アクセルが監督したデンマーク映画で、1987年制作の
この懐かしい作品を振り返ることとなりました。
映画はこのお食事会に合わせて初めて観たという方、映画ではなく翻訳版を読ま
れたという方、随分以前に観た映画を最近観直したりと、作品への触れ方は
さまざまでしたが、作品中の晩餐会での村人たちを駆り立てたように、美味しいもの
を食べるのは、私たちを幸せな気持ちにしてくれ、お話が弾みます。
料理は、その土地の気候・風土や素材ということも関与はしてくるものの、何
よりも作る料理人とその料理を美味しいと賞賛する食べる側の両者が相まって
成り立ち、食文化が形成されていくのだと語ってくださった大渕シェフのお話に、
私たちの心も温まり、晩餐会を催したバベットとその晩餐を受けた人々のそれぞれ
の立場や境地なども、新たな気持ちで思い浮かべてみるような、素晴らしい
秋のお食事会でした。。。
来年もまた、こうした季節ごとのお茶会やお食事会を企画・開催したいと思って
おります。みなさまのご参加を心よりお待ちしています。
by hana_shion
| 2010-11-24 23:26
| お茶会・お食事会